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2011'04.20 (Wed)

病気の基本

 皆様、お久しぶりです。無事に病理の1回目の試験(2回目がまだ残ってますが…)が終わったAsklepiosです。例年はゴールデンウィーク明けに試験があるので、ゴールデンウィークは試験期間なんですが、今年は特にないので、のんびりしたいと思います。

 

04_m.jpg

病理コア画像(http://jsp.umin.ac.jp/corepictures2010/index.html)より 
胃の印環細胞がん

 

 最近は、病理の実習で顕微鏡をのぞいてます。組織学の実習で顕微鏡をのぞいたときは、全体の層構造とか組織に特徴的な細胞とかは見てましたが、核の大きさや細胞の大きさとか配列なんて気にしたことはなかったです。ですが、腫瘍の診断とかでは欠かせないポイントなので、結構細かいところまで要求されます。学生は、頭からこれは○○癌のスライドです、ここにこういう風な特徴的な構造が見えますってことを教えてもらったうえで見る(しかも、素人がみても分かるような特徴的なスライドを見せてもらえる)ので、それでもたいしたことない(とはいっても、実習の後は眼精疲労が激しく、かなり目が充血してます・・・)んですが、実際に、病院の病理部で、手術や内視鏡検査で得られたサンプルをみて、診断をつけてる先生はほんとにすごいです…。まさに職人芸です。形態学への恐ろしいほどの執着がないと無理です。自分はまねできないです。ていうか、元から視力悪いのに、定年まで目がもちません…。

 


 そんな感じで、病理学も結構大変(目も疲れるけど、いかんせん、覚えないといけない病気の数が多すぎ…3,4か月で全身の各臓器のありとあらゆる疾患を叩き込まないといけないので、量的にムリ…。そんな人知を超えた能力は自分にはないので、試験のヤマ以外は病名だけで済ませているのが現状です…実際は…)なんですが、最近思うのは、個々の病気で見られる細々とした特徴はさておき、病気の基本的なところの根本的な理解は大事だなぁ、ということです。

 

 例えば、胃ポリープ、胃腺腫、胃癌、一般的に、どの言葉も何となくはイメージがつくと思うんですが、医学畑に普段あまり縁のない人が、説明できるかといえば、ちょっと難しい要求であるように思います。がんの良性とか悪性とかって概念、早期がんと進行がんって話も、一般的な印象とその言葉がさす正確な意味とでは、たぶん、ある程度の隔たりがあると思います。早期がんの基準は結構臓器によって違ってごちゃごちゃした話になるんですが、やはり、正確に説明するのには知識がいります。


 まぁ、患者さんにどこまで医学的、病理学的に正確な話をするべきかという話になると、個人的には、自分が患者だったら、「この腫瘍は圧排性に増殖していて、境界明瞭で…とか眠い話されてもしょうがない(そもそも、そんな時間はないのではないかと思われ…)から、一言、そんなに悪くないできものだからとりましょう!って言ってくれた方がいいけど…」って思ってしまいますし、患者さんがあえて知りたいなら説明したらいいし、そういうわけじゃなかったらイメージ的にわかりやすいのでいいと思うんですが、要約するなら要約するで、自分みたいにだらだらと長話をするより知識がいるわけです。
 内科でも病気の説明はむしろ丁寧にしていただけるのですが、内科学というのはあくまで治療学ですから、病理学で、病気とは何ぞやっていうのをつかむこと、正確な言葉の使い方を勉強するのは結構大事だなぁと思う今日この頃です。

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テーマ : 医療系学生の学生生活 - ジャンル : 学校・教育

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